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筋肉量の平均は? 女性と男性、年齢別の目安と見方

2026年10月7日

体組成計に出る筋肉量は、体に流した弱い電気の通り方から計算した推定の値です。計算のしかたは会社や機種ごとに違うので、ほかの人や別の機種の平均と比べるより、同じ体組成計で測った自分の値の変化を見てください。

この記事では、研究で測った男女の筋肉の量と年齢による変化、ダイエット中の筋肉量の見方を説明します。

体組成計の筋肉量は推定の値

家庭の体組成計の多くは、生体電気インピーダンス法という方法を使っています。厚生労働省の e-ヘルスネットの「体脂肪率」の項目によると、体に微弱な電流を流し、電流の流れやすさから体脂肪率を推定する方法です。同じ項目は、体の水分量や機種による違いに影響を受けるため、正確性が課題だとしています。

脂肪は電気を通しにくく、水分の多い筋肉は電気を通しやすい性質があります。体組成計はこの差に身長や体重などを組み合わせ、筋肉量を計算で出す仕組みです。体の水分量が変わると、値も動きます。e-ヘルスネットの「体脂肪計」の項目は、測る前の飲食、運動、入浴を避け、同じ時間、同じ状態で測るよう勧めています。

計算に使う式は、会社や機種ごとに別々です。体組成計の画面や説明書に出る「標準」の範囲も、その会社が集めたデータから作ったものです。別の会社の平均の表に自分の数字を当てはめても、正しく比べられません。

研究で測った男女の筋肉の量

体組成計とは別の方法で、筋肉の量を測った研究があります。カナダの Queen’s 大学の Janssen ら(2000年)は、18〜88歳の男女468人の全身を MRI で撮り、骨を動かす筋肉(骨格筋)の量を測りました。

骨格筋の量の平均 体重に占める割合
男性 33.0kg 38.4%
女性 21.0kg 30.6%

男性のほうが筋肉が多く、差は下半身より上半身で大きい結果でした。ただし、これはカナダの人を対象にした研究の値です。体組成計の「筋肉量」とは測り方も中身も違うので、そのまま比べないでください。

年齢とともに筋肉は少しずつ減る

同じ研究では、体重に占める骨格筋の割合は30代から下がり始め、量そのものがはっきり減るのは50歳前後からでした。減ったのは主に下半身の筋肉です。

日本人では、京都大学の Yamada ら(2014年)が、40〜79歳の男性16,379人と女性21,660人を生体電気インピーダンス法で調べています。骨格筋の量を身長の2乗で割った値は、男女とも年齢とともに下がりました。40歳から79歳までの下がり方は、男性で10.8%、女性で6.4%です。

平均と比べて多いか少ないかより、自分の値が下がっていないかを見るほうが役に立ちます。

同じ体組成計で、同じ条件で測る

筋肉量の変化を見るときは、次のようにそろえてください。

そろえること 例
体組成計 いつも同じ1台を使う
時間 朝、トイレのあとで、朝食の前
状態 運動や入浴の前
見る間隔 1回ごとの値ではなく、2〜4週の平均

1日ごとの値は水分で上下するので、数日の下がりで判断しないでください。

ダイエット中は、筋肉量が減っていないかを見る

食べる量を減らすと、体脂肪と一緒に筋肉も減りやすくなります。dNAXY neo の結果レポートの「運動アドバイス」の章にも、体重が5kg 落ちたとき、筋肉も一緒に落ちていることが多いと書かれています。

結果レポートの「参考資料」の章に載っているのが、体重と体脂肪率から除脂肪体重を出す式です。除脂肪体重は、体重から脂肪の重さを引いたもので、筋肉や骨、水分などの合計です。

除脂肪体重 = 体重 −(体重 × 体脂肪率)

たとえば体重60kg、体脂肪率30%なら、除脂肪体重は42kg です。体重が57kg に減って体脂肪率が28%になれば、除脂肪体重は約41kg です。体重の差3kg のうち、約1kg は除脂肪体重の分だと見当がつきます。体組成計の筋肉量と一緒に、この値も記録しておくと、減ったのが脂肪か筋肉かを確かめやすくなります。

筋肉を保つ食べ方は「ダイエット中に筋肉を落とさない食べ方 量を減らすときのコツ」にまとめました。体重は標準なのに体脂肪率が高い状態については「隠れ肥満とは? BMI は標準でも体脂肪率が高い状態」で説明しています。

筋肉の付きにくさと、たんぱく質の目安

dNAXY neo の検査では、ADRB2 という遺伝子のタイプから、筋肉の付きにくさを危険度1〜3で出します。結果レポートが示す1日のたんぱく質の目安は、危険度ごとに次のとおりです。

筋肉の付きにくさ 1日のたんぱく質 体重55kgの場合
危険度1 体重×1.5〜1.75g 83〜96g
危険度2 体重×1.75〜2g 96〜110g
危険度3 体重×2〜2.5g 110〜138g

危険度が高い人ほど、たんぱく質を多めにとる目安になります。食事の量を減らしている時期は、この目安とあわせて、筋肉量の推移を月ごとに見てください。

結果レポートの「筋肉に関する基礎知識」では、筋肉を大きくするには、重さ×回数×セット数で出す筋トレの総負荷量が大切だと説明しています。体組成計の数字と遺伝子検査の結果が合わないときの考え方は「体組成計の数字と遺伝子検査の結果が食い違うときの考え方」で扱っています。

自分の筋肉の付きにくさを知るには

dNAXY neo の検査で調べるのは、糖質、脂質、たんぱく質(筋肉)の3つの項目の危険度1〜3です。綿棒で頬の内側をこすって送る方式で、検体の到着から約2週間で結果レポートが開けます。価格は9,350円(税込・送料込み)です。結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立と運動メニューを使えます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

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