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ウエストヒップ比とは? 計算方法と男女の目安、体型との関係

2026年10月7日

ウエストヒップ比は、ウエスト(cm)をヒップ(cm)で割った値で、脂肪がお腹まわりと腰まわりのどちらにつきやすい体型かを表す目安です。数字が大きいほど、お腹まわりに脂肪がついている体型を示します。

目安の値は男女で違い、体重が変わらなくても、脂肪のつき方が変われば比も変わります。この記事で扱うのは、測り方と計算、男女の目安、比が変わるしくみ、遺伝子の研究との関係です。

ウエストヒップ比の計算方法

厚生労働省の e-ヘルスネットは、W/H比(ウエスト/ヒップ比)を「ウエスト周囲径をヒップ周囲径で割った値」とし、肥満の体型指標として用いられると説明しています。計算は次の式です。

ウエスト(cm)÷ ヒップ(cm)= ウエストヒップ比

たとえば、ウエスト80cm、ヒップ95cm の人の比は0.84です。ウエストが同じ80cm でも、ヒップが90cm なら0.89になります。

ウエスト ヒップ ウエストヒップ比
70cm 92cm 0.76
80cm 95cm 0.84
80cm 90cm 0.89
90cm 96cm 0.94

測る位置と測り方

WHO の専門家会議の報告書「Waist circumference and waist-hip ratio」(2011年)は、ヒップをお尻のいちばん出ているところで、メジャーを床と平行にして測るとしています。測るときは足をそろえて立ち、腕を体の横に下ろし、ふつうに息を吐き終えたところで測ってください。2回測って差が1cm 以内なら、平均をとる方法です。

ウエストの位置は、国や資料で違います。日本の健診の腹囲は、へその高さで測る胴回りです。e-ヘルスネットによると、海外では肋骨の下の端と骨盤の上の端の中間で測ります。どちらで測っても計算はできますが、位置が違うと値も変わるので、毎回同じ位置で測ってください。

男女の目安

WHO の報告書は、1999年の WHO の報告で、男性で0.90を超える値、女性で0.85を超える値を「腹部の肥満」としたことを紹介しています。同じ報告書の付録の表に並ぶ目安の値は、男性0.90以上、女性0.85以上です。

目安の値(WHO の報告書の表)
男性 0.90以上
女性 0.85以上

この値は、主にヨーロッパの人を対象にした研究から出たものです。同じ報告書は、アジアの人を対象にした研究をまとめると、より低い値で区切るほうがよいとする結果が多いとしています。例として挙げているのは、男性0.90、女性0.80です。

検索で見かける「0.8」という数字は、この女性の値にあたることがあります。目安の値は、どの集団を調べた研究かで変わります。1つの数字を、超えたらすぐ問題になる線と考えないでください。比は、自分の数字が前回からどう動いたかを見るために使うのが向いています。

ウエストを身長で割る比もあり、こちらは身長の違いを含めて比べたいときに使われます。

体重が変わらなくても、比は変わる

ウエストヒップ比は、ウエストとヒップの2か所の長さから出す比です。体重が同じでも、お腹まわりの脂肪が減り、ヒップの長さが変わらなければ、比は下がります。

たとえば、ウエスト84cm、ヒップ96cm の人の比は0.88です。体重がほとんど変わらないまま、ウエストが2cm 細くなって82cm になると、比は0.85になります。逆に、体重が減ってもウエストとヒップが同じ割合で細くなれば、比はほとんど動きません。

体重計の数字が止まっている時期でも、ウエストとヒップを月に1回測っておくと、脂肪のつき方の変化を数字で追えます。体型を見た目の呼び方で分けるときの「りんご型」「洋なし型」との関係は「りんご型・洋なし型・バナナ型はチェックだけでわかる?」で説明しています。

遺伝子の研究とウエストヒップ比

dNAXY neo の検査で、たんぱく質(筋肉)の項目に使う遺伝子は ADRB2 です。この遺伝子のタイプは、日本人4,193人の研究(Pereira ら、2011年)では、単独では BMI や肥満との関連が見られませんでした。

一方、群馬大学のグループが日本人222人を調べた研究(Tsunekawa ら、2011年)では、ADRB3、ADRB2、UCP1 の3つの遺伝子を組み合わせて見ています。3つの遺伝子で肥満に関連するとされる並びを4つか5つ持つ人は、0〜3つの人よりウエストヒップ比が高い結果でした。著者らは、この結果を3つの遺伝子の組み合わせとお腹の脂肪のたまり方の関係として報告しています。

研究で見られたのは、集団で平均したときの差です。1つの遺伝子タイプで、その人の体型が決まるわけではありません。3つの遺伝子の研究と、関連を認めなかった研究は「検査結果の根拠」のページに載せています。ADRB2 の研究の中身は「ADRB2 の Arg16Gly と肥満:日本人4,193人の研究の結果」で読めます。

比を見ながら、食事の目安に遺伝子タイプを使う

ウエストヒップ比でわかるのは、今の脂肪のつき方です。食事で何から控えるかまでは、比からは決められません。

dNAXY neo の検査では、糖質(ADRB3)、脂質(UCP1)、たんぱく質(筋肉)(ADRB2)の3つの項目を危険度1〜3で出します。結果レポートには、項目ごとの危険度に合わせた食事と運動のアドバイスが載ります。結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立と食事の判定が使える仕組みです。検査の価格は9,350円(税込・送料込み)で、結果は検体の到着から約2週間で出ます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

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