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体組成計の数字と遺伝子検査の結果が食い違うときの考え方

2026年10月7日

体組成計が測るのは今の体の状態で、遺伝子検査が示すのは生まれ持つ傾向です。見ているものが違うので、体組成計で筋肉が多いと出て、遺伝子検査で筋肉が付きにくいと出ても、どちらかが間違っているとは限りません。

筋肉が付きにくいとされる遺伝子タイプでも、筋トレを続ければ筋肉は増えます。今の体の数字は変化の記録に、遺伝子タイプは食事と運動の目安に使い分けてください。

体組成計と遺伝子検査は、見ているものが違う

2つの違いを並べると、次の表のようになります。

体組成計 遺伝子検査
見ているもの 今の体脂肪率や筋肉の量 生まれ持つ遺伝子の型
変わるか 食事や運動で変わる 一生変わらない
数字のぶれ 測る時間や体の水分で変わる 一度読めば同じ
使い道 体の変化を追う 食事と運動の目安を選ぶ

家庭の体組成計の多くは、体に弱い電流を流し、その流れやすさから体脂肪率を推定する仕組みです。厚生労働省の e-ヘルスネットは、この方法の弱点として、体の水分量や機種の違いに左右されることを挙げています。測る前の飲食、運動、入浴を避け、同じ時間に同じ状態で測るように勧めています。

遺伝子検査で読む型は、父と母から受け継いだもので、年齢や生活では変わりません。変わらない理由は「遺伝子検査の結果は変わる?年齢や生活で変わらない理由」で説明しています。

「筋肉の付きにくさ」の項目が示すこと

dNAXY neo の結果レポートの「検査結果」の章では、ADRB2 の型から「筋肉の付きにくさ」を危険度1〜3で示します。危険度2と3の説明は、糖質や脂質と一緒にたんぱく質もエネルギーとして使われやすいので、筋肉が付きにくい体質だという内容です。危険度1の説明は、筋肉が付きにくい体質ではないものの、付きやすいわけでもないとしています。

この項目は、たんぱく質が足りないときに筋肉が分解されやすい傾向を表したものです。今ついている筋肉の量を表すものではありません。根拠にしている日本人の研究は、どれも肥満との関係を調べたもので、筋肉の量は測っていません。ADRB2 は3つの遺伝子の中で根拠が最も弱い項目で、扱いは「筋肉がつきにくい遺伝子とは?ADRB2 と筋肉の項目の扱い」にまとめました。

筋肉が多いのに「付きにくい」と出る理由

今の筋肉の量には、これまでの運動や、仕事で体を使う量、食事の積み重ねが表れます。運動を長く続けてきた人や、たんぱく質を多くとってきた人は、付きにくい型を持っていても、筋肉が多くて不思議はありません。

e-ヘルスネットの筋力トレーニングの情報シートによると、筋肉は年齢に関係なく鍛えることができます。結果レポートの「運動アドバイス」の章にも、筋肉の付きにくさを理由に筋トレを勧め、筋トレで筋肥大が期待できると説明する結果もあります。体組成計で筋肉が多いと出ているなら、今の運動と食事で筋肉を保てているということです。

反対に、危険度1の人でも、運動が少なくたんぱく質が足りない日が続けば、筋肉が減ることはあります。同じ筋トレでも増え方に個人差があることは「筋肉がつきにくい体質とは?遺伝との関係と、つきにくく感じる理由」で扱っています。

体組成計の数字は記録に、遺伝子タイプは目安に

体組成計の数字は、1回の値より、同じ条件で測った値の流れで見てください。結果レポートの「参考資料」の章には、体重と体脂肪率から基礎代謝の目安を求める式が載っています。

結果レポートの式 体重60kg、体脂肪率20%の例
除脂肪体重 = 体重 −(体重 × 体脂肪率) 60 −(60 × 0.2)= 48kg
基礎代謝 = 370 +(21.6 × 除脂肪体重) 370 +(21.6 × 48)≒ 1,407kcal

体脂肪率が同じでも、筋肉が増えて体重が増えれば、除脂肪体重と基礎代謝の目安は上がります。体組成計の数字は、この式に入れて今の体の状態を確かめる材料です。

遺伝子タイプのほうは、毎日の食事と運動の量を決める目安に使います。結果レポートが示す1日のたんぱく質の目安は、筋肉の付きにくさの危険度ごとに次のとおりです。

筋肉の付きにくさ 1日のたんぱく質 体重60kgの場合
危険度1 体重×1.5〜1.75g 90〜105g
危険度2 体重×1.75〜2g 105〜120g
危険度3 体重×2〜2.5g 120〜150g

体組成計で筋肉が多いと出ても、危険度に応じたたんぱく質の量はそのまま目安にしてください。たんぱく質が足りないと筋肉が分解されやすい、というのがこの項目の中身だからです。筋トレの負荷も、危険度が高い結果ほど重めの負荷を勧めています。

自分の結果を知るには

dNAXY neo の検査は、綿棒で頬の内側をこすって送る方式です。検体の到着から約2週間で、糖質、たんぱく質(筋肉)、脂質の3つの危険度が結果レポートに出ます。価格は9,350円(税込・送料込み)です。結果が出た日から30日間は、1週間の献立と運動メニューを使えます。結果レポートの一例は「結果レポートのサンプル」で見られます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

検査の内容を見る

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