マイページ

遺伝子検査の結果が実感と違うとき:合わないと感じる理由と見直し方

2026年10月7日

遺伝子検査の結果でわかるのは、同じ遺伝子タイプの人の集団で見られた傾向です。一人ひとりの体重は、食べる量や生活の影響も大きく受けるので、結果と実感がずれることがあります。

日本人男性295人の研究では、遺伝子の型による差は、摂取エネルギーが多い人でだけ見られました。実感と違うと感じたら、結果を疑う前に、数日分の食事を記録して中身を見直してください。この記事では、ずれが生まれる理由と見直し方を説明します。

研究でわかっているのは、集団の傾向

結果レポートの危険度は、肥満に関連するとされる遺伝子タイプを、いくつ持つかの目安です。研究では、同じ型を持つ人の集団と持たない人の集団を比べ、平均の差を調べています。

たとえば糖質の項目で調べる ADRB3 では、日本人6,582人をまとめた解析で、型を持つ人の BMI は平均 0.26 kg/m² 高いという結果でした。平均の差なので、型を持っていても体重が増えにくい人も、型を持っていなくても増えやすい人もいます。遺伝子の型が正しく読めているかと、太りやすさを言い当てられるかの違いは「ダイエットの遺伝子検査は当たる?「当たる」の意味を分けて考える」で説明しています。

日本人男性295人の研究:差が出たのは食べる量が多い人だけ

Miyaki ら(2005年、慶應義塾大学)は、日本人男性295人で、ADRB3 の型と肥満の関係を調べました。参加者の平均年齢は46歳、平均の BMI は23.3です。1日の摂取エネルギーは、本人が答える質問票で調べています。

比べ方 結果
型の有無だけで比べる ウエストと BMI に差はなかった
摂取エネルギーで4つに分けて比べる 最も多い4分の1の人たちでだけ、型を持つ人に肥満の割合が高かった

研究者の結論は、この型を持つだけでは肥満のなりやすさは統計的に意味のある差にならず、摂取エネルギーが多いことと重なると高くなる、というものです。研究の一覧は「検査結果の根拠」のページに載せています。

この研究を当てはめると、糖質の危険度が高くても、食べる量が多くない人は太りやすさを実感しにくいと考えられます。実感がないことだけで、結果が外れているとは言えません。

実感と違うと感じる、よくある理由

結果と実感がずれる理由は、主に3つあります。

1つ目は、いまの食事がすでに目安に近いことです。糖質の危険度が3でも、もともと主食が少なめの人は、糖質で体重が増える場面に出会いにくくなります。

2つ目は、体重を増やしているのが別の栄養素であることです。料理の辞書の値では、しょうゆラーメン1人分は395kcalで炭水化物72.6g、鶏の唐揚げ1人分は326kcalで脂質24.2gです。脂質の危険度が1の人でも、揚げ物が多ければエネルギーは増えます。

3つ目は、食べた量の思い違いです。間食や飲み物を食事に数えていないと、食べている量を実際より少なく感じます。

記録をつけて、中身を見直す

実感と違うときは、3日から1週間ほど、食べたものを書き出してください。主食、揚げ物、間食と飲み物に分けて数えると、糖質と脂質のどちらが多い日が続いているかが見えてきます。

dNAXY neo の食事の判定に料理名や商品名を入れるか、写真を撮ると、その食事が自分の遺伝子タイプの目安に合うかが4段階で出ます。最近の判定は、使っている端末の中に20件までが残る仕組みです。食べる前に判定し、残った結果を見返すと、記録の代わりにもなります。

記録で中身を見ても実感と合わないときは、結果レポートの「食生活アドバイス」の章にある PFC の割合と、1日のたんぱく質の目安に照らしてください。結果を、食事をどこから整えるかを決める物差しとして使う方法です。

検査とプログラム

dNAXY neo の検査の価格は9,350円(税込・送料込み)です。綿棒で頬の内側をこすって送ると、検体の到着から約2週間で結果レポートが開けます。結果が出た日から30日間は、1週間の献立と食事の判定を使えます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

検査の内容を見る

関連する記事

「結果と実感が合わないとき」の記事をすべて見る(4本)