糖質で太る人の特徴は?遺伝子タイプでわかることとわからないこと
2026年10月7日
文責: dNAXY neo 編集部(担当ペルソナ: 山本 真帆)
糖質で太りやすいかどうかは、食事の量や運動の影響が大きく、見た目や体型だけでは決められません。遺伝子検査でわかるのは、糖質に関わる遺伝子(ADRB3)のタイプと、糖質に気をつけると食事を選びやすいかの目安です。
この記事では、よく挙げられる「糖質で太る人の特徴」の中身と、食事から自分で確かめる方法、遺伝子タイプでわかることの範囲を説明します。
よく挙げられる特徴は、食べ方の傾向
「糖質で太る人」の特徴として挙げられるのは、ごはんやパンの量が多い、丼や麺で食事を済ませることが多い、甘い飲み物や菓子をよくとる、といった食べ方です。こうした特徴は、ふだん食べているものの傾向を表しています。
体重の増え減りは、食べたエネルギーと使ったエネルギーの差で決まります。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」も、エネルギーの摂取と消費のつり合いを見る指標に BMI を使う考え方です。糖質の多い食事が続いても、運動の量が多ければ体重は増えにくくなります。反対に、糖質を控えていても全体の量が多ければ、体重は増えます。
お腹まわりに脂肪がつきやすい体型は、「りんご型」と呼ばれることもある体型です。ただ、体型のチェックでわかるのは、今の脂肪のつき方までです。遺伝子のタイプとの違いは「りんご型・洋なし型・バナナ型はチェックだけでわかる?」で説明しています。
食事の中の炭水化物の割合を出してみる
自分の食事が糖質に偏っているかは、1日の食事の炭水化物の割合で確かめられます。食事摂取基準が示す目標は、1日のエネルギーのうち炭水化物からとる割合で50〜65%です。炭水化物は、糖質に食物繊維を足したものです。
dNAXY neo の料理の辞書の1人分の値で、主食が中心の1日を計算しました。
| 食事 |
料理(1人分) |
カロリー |
炭水化物 |
| 朝 |
ジャムトースト |
178kcal |
35.1g |
| 昼 |
カレーライス |
613kcal |
99.6g |
| 間食 |
バナナヨーグルト |
103kcal |
16.2g |
| 夕 |
しょうゆラーメン |
395kcal |
72.6g |
| 合計 |
|
1,289kcal |
223.5g |
e-ヘルスネットによると、炭水化物は1gあたり約4kcalです。223.5gは約894kcalで、1日の約69%を炭水化物からとっている計算です。同じ日の夕食を、ラーメンからごはん(234kcal、炭水化物55.7g)と鮭の塩焼き(152kcal、炭水化物1.7g)に替えると、炭水化物は約208gで、割合は約65%に下がります。
食べたものを3日ほど書き出して同じように計算すれば、自分の食事の傾向が見えてきます。割合が高いときは、体質より先に、主食と甘いものの量を見直すのが近道です。
遺伝子検査でわかること
dNAXY neo の検査では、ADRB3(β3アドレナリン受容体)の Trp64Arg というタイプを調べ、結果レポートの「糖質での太りやすさ」の項目にします。危険度は1〜3で、食事の目安は危険度1が「いつもどおり」、危険度2が「ややひかえめ」、危険度3が「ひかえめ」です。
根拠のページに載せた3つの遺伝子のうち、日本人の研究がいちばん多いのが ADRB3 で、5本あります。35の研究グループ、計6,582人をまとめた解析(Kurokawa ら、2001年)では、このタイプを持つ人の BMI が平均 0.26 kg/m² 高い結果でした。日本人男性295人の研究(Miyaki ら、2005年)では、タイプだけでは肥満の割合に差がなく、摂取エネルギーが多い人でだけ肥満の割合が高い結果です。タイプの影響は、食べる量と切り離せません。研究の一覧は「検査結果の根拠」に、糖質の項目の読み方は「ADRB3 と糖質の関係は?」に載せています。
体重の減り方は遺伝子タイプで決まらない
米国の成人609人を対象にした無作為化試験(Gardner ら、JAMA 2018年)では、参加者を低脂肪食と低炭水化物食にくじで分け、12か月の体重の変化を比べました。PPARG、ADRB2、FABP2 のタイプの組み合わせで「合う食事法」を決めても、合う食事法に入った人の体重の減り方に差は出ませんでした。試験の中身は「遺伝子で食事法を選んでも差がなかった試験」で紹介しています。
遺伝子タイプは、糖質と脂質のどちらから控えるかを迷ったときの目安として使ってください。体重の変化を左右するのは、その後の食事の量と中身です。
自分のタイプを知るには
dNAXY neo の検査は、綿棒で頬の内側をこすって送る方式です。ADRB3、UCP1、ADRB2 の3つの遺伝子を調べ、検体の到着から約2週間で、マイページに結果レポートが届きます。価格は9,350円(税込・送料込み)です。
結果が出た日から30日間は、糖質の危険度に合わせた1週間の献立と、食事の判定を使えます。食事の判定では、食べる前に料理名を入れるか写真を撮ると、その食事が目安に合うかを確かめられます。
出典
文責
dNAXY neo 編集部(株式会社tatepass)

担当ペルソナ: 山本 真帆(食事・ライフスタイル)
食事と暮らしの記事を担当します。コンビニや外食も含めて、毎日の食事を選ぶときの目安を、料理のカロリーと栄養の数字とあわせて紹介します。
担当ペルソナについて
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