50代で体重が減らなくなったときに見直すこと 量と筋肉と活動量
2026年10月7日
文責: dNAXY neo 編集部(担当ペルソナ: 佐藤 豊)
50代で以前と同じ方法では体重が減らなくなるのは、筋肉と活動量が減り、1日に使うエネルギーが若いころより少なくなっているからです。食べる量を以前と同じだけ減らしても、使う量も下がっていれば、収支の差はほとんど生まれません。
この記事では、収支が変わらなくなるしくみを数字で確かめます。そのうえで、量をさらに減らす前に見直す活動量とたんぱく質、結果の見方を説明します。
50代は、1日に使う量が下がっている
厚生労働省の e-ヘルスネット「加齢とエネルギー代謝」は、年齢とともに基礎代謝量が下がる主な理由として挙げるのは、筋肉などの除脂肪量の低下です。同じページは、活動量が減ることなどが重なって、1日の総エネルギー消費量も年齢とともに下がっていく、と書いています。
dNAXY neo の結果レポートの「参考資料」の章には、体重と体脂肪率から基礎代謝の目安を引ける表があります。この表で、体重60kgの人の値を比べました。
| 体重と体脂肪率 |
基礎代謝の目安 |
| 60.0kg、30% |
1,277kcal |
| 60.0kg、35% |
1,212kcal |
体重が同じ60kgでも、筋肉などが減って体脂肪率が30%から35%に上がると、基礎代謝の目安は65kcal 下がります。年齢による基礎代謝の変わり方は「基礎代謝は年齢で下がる?」で詳しく説明しています。
体重が減ると、必要な量も一緒に下がる
もう1つの理由は、体重が減るほど、体を保つのに必要な量も下がることです。同じ表で、体脂肪率30%のまま体重が軽くなった場合を見ます。1日の総消費エネルギーは、基礎代謝に生活活動強度を掛けた値です。座った仕事が中心で、ほとんど運動をしない人の強度1.3で計算しました。
| 体重(体脂肪率30%) |
基礎代謝の目安 |
1日の総消費エネルギー(強度1.3) |
| 60.0kg |
1,277kcal |
約1,660kcal |
| 57.5kg |
1,239kcal |
約1,611kcal |
| 55.0kg |
1,202kcal |
約1,563kcal |
60kgのときに1日1,500kcal 食べていれば、差は約160kcal あります。55kgになると、同じ1,500kcal でも差は約60kcal です。食事の量を変えていなくても、体重が減るにつれて差が小さくなり、やがて体重が動かなくなります。以前と同じ方法で体重が減らなくなったと感じるのは、この状態です。
量をさらに減らす前に、活動量を増やす
差を広げるために、食事をさらに減らす方法もあります。ただ、食事の量だけで差を作ると、筋肉の材料も足りなくなりがちです。結果レポートの「運動アドバイス」の章も、食事制限だけでは筋肉量が落ちて体脂肪率が上がってしまう、と説明しています。
先に見直すのは、使う量のほうです。上の表の55kgの人で、生活活動強度が1.3から1.5になると、1日の総消費エネルギーは約1,563kcal から約1,803kcal になります。強度1.5は、家事などの立ち仕事が比較的多いか、軽い筋トレや有酸素運動を週に1〜3日する生活です。
dNAXY neo の運動の辞書から、家で始めやすい種目を挙げます。
| 種目 |
やり方の要点 |
| ウォーキング |
会話ができるくらいの速さで、いつもより少し大きな歩幅で歩く |
| 踏み台昇降 |
階段のいちばん下の段で、片足ずつ上り下りをくり返す。少し息がはずむくらいが目安 |
| スクワット |
椅子に座るようにお尻を後ろへ引き、あと少しできる余力を残してやめる |
アプリの運動メニューでは、「運動に慣れていない」を選ぶと、最初のきつさは「軽め」です。続けるほど週ごとに少しずつきつくなり、4週に1回は体を休める軽めの週が入ります。週の回数の決め方は「50代の筋トレは週何回がいい?」にまとめました。
たんぱく質は、体重から目安を出す
食事で見直すのは、量よりもたんぱく質です。結果レポートでは、1日のたんぱく質の目安を、筋肉の付きにくさの危険度ごとに体重から出します。
| 筋肉の付きにくさ |
1日の目安 |
体重60kgの場合 |
| 危険度1 |
体重×1.5〜1.75g |
90〜105g |
| 危険度2 |
体重×1.75〜2g |
105〜120g |
| 危険度3 |
体重×2〜2.5g |
120〜150g |
料理の辞書では、鶏むね肉の照り焼きの1人分がたんぱく質29.1g、鮭の塩焼きが18.1g、冷奴が8.8gです。主菜を1品足すより、今の主菜をこうした料理に替えるほうが、全体の量を増やさずに済みます。
結果は、数か月の単位で見る
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」は、肥満の人の減量について、目標とする BMI を長期的な目標にしつつ、まず軽い減量を達成し、それを保つことが望ましいとしています。
体重が動かない時期が数週間続いても、活動量とたんぱく質を見直したばかりなら、もうしばらく同じやり方を続けてください。体重は毎朝同じ条件で量り、1週間の平均を月ごとに並べて比べてください。体重が止まった時期かどうかの見分け方は「停滞期か、本当に減っていないのか」で説明しています。
dNAXY neo の検査では、糖質、脂質、たんぱく質(筋肉)の危険度が1〜3で出ます。価格は9,350円(税込・送料込み)です。結果レポートは検体の到着から約2週間で開けるようになり、結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立と運動メニューを使えます。
出典
文責
dNAXY neo 編集部(株式会社tatepass)

担当ペルソナ: 佐藤 豊(運動・ダイエット)
運動とダイエットの記事を担当します。続けやすさを優先して、家でできる運動や体重の数字の見方を、研究でわかっている範囲で説明します。
担当ペルソナについて
ダイエット遺伝子検査+30日プログラム
9,350円(税込・送料込み)
検査の内容を見る
「50代」の記事をすべて見る(4本)