糖質・脂質・たんぱく質の3つの項目とは?結果の項目の意味
2026年10月7日
文責: dNAXY neo 編集部(担当ペルソナ: 佐々木 英樹)
結果の「糖質」はごはん、パン、麺、甘いもの、「脂質」は揚げ物、脂の多い肉、バター、「たんぱく質(筋肉)」は肉、魚、卵、大豆を指す項目です。糖質と脂質は控える量の目安として、たんぱく質はとる量の目安として結果に出ます。
3つの項目は、それぞれ ADRB3、UCP1、ADRB2 という遺伝子のタイプから決まります。この記事で扱うのは、項目ごとに指す食べ物と、目安の向きの違いです。
3つの項目と、指す食べ物
dNAXY neo の結果レポートでは、3つの項目を次の名前で出します。
| 結果レポートの項目名 |
食事の上での項目 |
主な食べ物 |
遺伝子 |
| 糖質での太りやすさ |
糖質 |
ごはん、パン、麺、甘いもの |
ADRB3 |
| 筋肉の付きにくさ |
たんぱく質(筋肉) |
肉、魚、卵、大豆 |
ADRB2 |
| 脂質での太りやすさ |
脂質 |
揚げ物、脂の多い肉、バター |
UCP1 |
項目ごとに付く危険度は1〜3の3段階です。危険度の読み方は「遺伝子検査の結果の見方:遺伝子タイプと危険度の読み方」で説明しています。
糖質:ごはん、パン、麺、甘いもの
糖質の項目が指すのは、主食と甘いものに多い栄養です。料理の辞書の1人分の値で、炭水化物の多い料理を並べました。
| 料理(1人分) |
カロリー |
炭水化物 |
脂質 |
たんぱく質 |
| ざるそば |
318kcal |
63.7g |
2.2g |
12.2g |
| ごはん |
234kcal |
55.7g |
0.5g |
3.8g |
| トースト |
149kcal |
27.8g |
2.5g |
5.3g |
ごはん1杯とざるそば1人前は、脂質が3g未満で、カロリーの大半が炭水化物です。糖質の危険度が高い結果では、こうした主食の量を「ややひかえめ」か「ひかえめ」にします。
結果レポートの食生活アドバイスでは、たんぱく質(P)、脂質(F)、炭水化物(C)の割合で目安を示します。糖質の項目に対応するのは、この中の炭水化物です。
脂質:揚げ物、脂の多い肉、バター
脂質の項目が指すのは、油を使った料理や脂の多い肉に多い栄養です。料理の辞書の値では、次の料理の脂質が多く出ます。
| 料理(1人分) |
カロリー |
脂質 |
炭水化物 |
たんぱく質 |
| とんかつ |
457kcal |
33.8g |
17.1g |
23.1g |
| 鶏の唐揚げ |
326kcal |
24.2g |
9.8g |
17.3g |
| 豚の生姜焼き |
336kcal |
22.3g |
11.9g |
20.9g |
とんかつ1人分の脂質33.8gは、ごはん1杯の約68倍です。同じパンでも、トーストの脂質2.5gに対して、バタートーストは6.5gです。脂質の危険度が高い結果では、揚げ物の回数や、パンに塗るバターの量から見直します。
たんぱく質(筋肉):肉、魚、卵、大豆
3つ目の項目は、結果レポートでは「筋肉の付きにくさ」という名前です。筋肉の材料になるのがたんぱく質なので、食事の上では「たんぱく質」の項目として扱います。
| 料理(1人分) |
カロリー |
たんぱく質 |
脂質 |
炭水化物 |
| 鶏むね肉のソテー |
220kcal |
28.1g |
11.4g |
5.0g |
| 卵焼き |
190kcal |
12.4g |
13.2g |
5.5g |
| 納豆 |
86kcal |
7.7g |
4.5g |
5.8g |
糖質や脂質と違い、この項目は危険度が高いほど多くとる目安になります。1日の目安は、危険度1で体重×1.5〜1.75g、危険度2で1.75〜2g、危険度3で2〜2.5gです。体重55kgで危険度3の人なら、1日110〜137.5gになります。
「控える目安」と「とる目安」の違い
3つの項目は、目安の向きが2つに分かれます。
| 項目 |
危険度1 |
危険度2 |
危険度3 |
| 糖質 |
いつもどおり |
ややひかえめ |
ひかえめ |
| 脂質 |
いつもどおり |
ややひかえめ |
ひかえめ |
| たんぱく質(筋肉) |
しっかりとる |
多めにとる |
多めにとる |
糖質と脂質では、危険度が上がるほど控える量を増やす目安です。たんぱく質は、危険度1でも「しっかりとる」です。危険度1の目安の体重×1.5gも、結果レポートでは必ずとりたい量として書かれています。
1つの料理に3つの栄養がすべて入っている点にも気をつけてください。卵焼きは、たんぱく質12.4gと同時に脂質13.2gを含みます。たんぱく質を増やしながら脂質を控えたいときは、鶏むね肉のソテーのように、たんぱく質に比べて脂質の少ない料理を選びます。
3つの遺伝子との関係
3つの項目のもとになるのは、それぞれ1つの遺伝子のタイプです。糖質は ADRB3(β3アドレナリン受容体)、脂質は UCP1(脱共役タンパク質1)、筋肉の付きにくさは ADRB2(β2アドレナリン受容体)です。遺伝子ごとの研究は「ADRB3(β3アドレナリン受容体)遺伝子とは?肥満との関係」「UCP1 遺伝子とは?熱をつくるたんぱく質のはたらき」「ADRB2(β2アドレナリン受容体)遺伝子とは?肥満との関係」で紹介しています。
結果レポートの食生活タイプと、たんぱく質・脂質・炭水化物の割合は、3つの危険度の組み合わせ(一部の組み合わせでは性別も)で決まります。この割合に合わせた1週間の献立と食事の判定は、結果が出た日から30日間使えるアプリの機能です。検査の価格は9,350円(税込・送料込み)です。結果レポートの一例は「結果レポートのサンプル」で見られます。
文責
dNAXY neo 編集部(株式会社tatepass)

担当ペルソナ: 佐々木 英樹(遺伝子検査)
遺伝子と遺伝子検査の記事を担当します。検査でわかることとわからないことを分けて、根拠の研究とあわせて説明します。
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