遺伝子検査の結果を食事に使う:PFC の割合と1日の量
2026年10月7日
文責: dNAXY neo 編集部(担当ペルソナ: 佐々木 英樹)
遺伝子検査の結果を食事に使うときは、結果レポートの「食生活アドバイス」の章に載る PFC の割合と、1日のたんぱく質の目標から始めます。割合を1日のグラムに直し、主食と油の量に置き換えると、毎日の食事で使える目安になります。
この記事で扱うのは、dNAXY neo の結果レポートの数字の読み方と、献立や外食での調整の順番です。例に使うのは「結果レポートのサンプル」と同じ、糖質3、筋肉2、脂質1の結果です。
食生活アドバイスの章で見る4つの数字
食生活アドバイスの章の最初には、4つの目安が並びます。糖質3、筋肉2、脂質1の結果では、次のとおりです。
| 目安 |
糖質3、筋肉2、脂質1の結果 |
| オススメの食生活タイプ |
高タンパク質 + 糖質制限 |
| 1日のタンパク質摂取量の目標 |
体重(kg) × 1.75 〜 2g |
| 1日の摂取エネルギーの PFC バランス |
4(P):4(F):2(C) |
| オススメの栄養素 |
ビタミンB1 + ナイアシン + 食物繊維 |
PFC バランスの「4:4:2」は、1日のエネルギーのうち、たんぱく質から40%、脂質から40%、炭水化物から20%をとる、という意味です。危険度ごとに、糖質と脂質のどちらをどれだけ控えるかで、この割合が変わります。たんぱく質の目標は、筋肉の付きにくさの危険度ごとに体重×1.5〜2.5gの範囲で決まります。
割合を1日のグラムに直す
割合をグラムに直すには、1日の量(kcal)が必要です。結果レポートの「参考資料」の章の表から基礎代謝を読み、生活活動強度を掛けて、1日の総消費エネルギーを出してください。
体重55kg、体脂肪率30%の人なら、表の基礎代謝は1,202kcal です。座り仕事が中心で生活活動強度が1.3なら、1日の総消費エネルギーは約1,560kcal になります。「栄養の知識」の章のカロリー別の表は1,500〜3,000kcal を250kcal 刻みで並べているので、この人は1,500kcal の行を見ます。
| 項目 |
1日1,500kcal、4:4:2のとき |
| 脂質 |
67g |
| 炭水化物 |
75g |
| たんぱく質 |
体重55kg × 1.75〜2g = 96〜110g |
たんぱく質だけは、体重から出した目標の値です。参考資料の章にも、体重55kgで筋肉の付きにくさが危険度2の目安として、96〜110gが載っています。体重からの計算は「体重からたんぱく質の目安を計算する:危険度ごとの倍率」で詳しく説明しています。
1日の量を、主食と油に置き換える
グラムのままでは、食事を選ぶときに使いにくい数字です。PFC の割合が違う2つの結果で、1日1,500kcal の炭水化物と脂質を、料理の辞書の1人分の値に置き換えてみます。
| 結果の例 |
PFC |
1日の炭水化物 |
ごはん1杯(55.7g)で数えると |
1日の脂質 |
鶏の唐揚げ1人分(24.2g)で数えると |
| 糖質3、筋肉2、脂質1 |
4:4:2 |
75g |
約1.3杯 |
67g |
約2.8人分 |
| 糖質1、筋肉1、脂質3 |
4:2:4 |
150g |
約2.7杯 |
33g |
約1.4人分 |
糖質の危険度が高い結果では、1日の炭水化物がごはん1杯と少しにあたります。ほかの料理にも炭水化物は入るので、主食はごはん1杯より少なめが目安です。脂質の危険度が高い結果では、ごはんは2杯ほど食べられる一方、脂質は唐揚げ1人分と少しで1日分に近づきます。
献立や外食では、主食の量から合わせる
献立や外食で目安に合わせるときは、まず主食の量、次に油の量の順に見直すと調整しやすくなります。主食は量を変えやすく、揚げ物や炒め物の油は料理を選ぶ段階で決まるからです。
料理の辞書の値で、外食の丼や麺と定食を比べます。
| 料理(1人分) |
エネルギー |
脂質 |
炭水化物 |
| 牛丼 |
701kcal |
32.2g |
90.3g |
| 親子丼 |
598kcal |
16.7g |
88.1g |
| ざるそば |
318kcal |
2.2g |
63.7g |
| 鮭の塩焼き+ごはん |
386kcal |
9.4g |
57.4g |
糖質3、筋肉2、脂質1の結果の人にとって、牛丼と親子丼の炭水化物は、1杯で1日の目安の75gを超えます。丼を選ぶ日はごはんを少なめにし、ほかの食事の主食を減らしてください。定食なら、主菜でたんぱく質をとりながら、ごはんの量だけを調整できます。
糖質1、筋肉1、脂質3の結果の人は、反対に油の量から見ます。親子丼の脂質16.7gは1日の目安の半分ほどで、牛丼の32.2gは1杯で1日分の目安とほぼ同じです。ざるそばや鮭の塩焼きの定食のように、揚げ物や脂の多い肉を使わない料理を選ぶと、脂質を目安の中に収めやすくなります。
2つ以上の項目に気をつける結果で、どの順に食事を変えるかは「遺伝子検査の結果を食事に使う:2つ以上に気をつけるときの順番」にまとめました。
アプリでは、この計算を毎日の献立にする
dNAXY neo のアプリに体重を入れると、1日の量とたんぱく質の目安が決まります。1週間の献立は、その量と結果の PFC の割合に合わせ、主菜を先に選んで、主食の分量で1日の量に寄せる組み方です。
献立で「買う」にした食事には、選び方の目安が出ます。糖質をひかえめにする結果なら「主食は小さめに(おにぎりなら1個、ごはんは少なめ)」、脂質をひかえめにする結果なら「揚げ物や、マヨネーズ・クリームを使ったものは控え、焼く・蒸す・煮る料理を選びましょう」という文です。その食事のエネルギーとたんぱく質の目安も一緒に出ます。
検査とプログラム
dNAXY neo の検査の価格は9,350円(税込・送料込み)です。綿棒で頬の内側をこすって送ると、検体の到着から約2週間で結果レポートが開けます。1週間の献立と食事の判定を使えるのは、結果が出た日から30日間です。30日のあとは、月額1,380円か年額11,760円(月々980円)で続けられます。
文責
dNAXY neo 編集部(株式会社tatepass)

担当ペルソナ: 佐々木 英樹(遺伝子検査)
遺伝子と遺伝子検査の記事を担当します。検査でわかることとわからないことを分けて、根拠の研究とあわせて説明します。
担当ペルソナについて
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