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メッツとは?歩く・走るなど運動の強さを数字で比べる方法

2026年10月7日

メッツは、座って安静にしている状態を1として、その何倍のエネルギーを使うかで運動の強さを表す単位です。厚生労働省のメッツ表では、ふつうの速さの歩行が3.0メッツ、ジョギングが7.0メッツで、ジョギングは歩行の2倍あまりの強さになります。

数字で表すので、歩く、走る、泳ぐ、家事のように種類の違う活動でも、同じものさしで強さを比べられます。この記事で扱うのは、メッツの区切りと主な値、体感で感じるきつさとの違いです。

メッツは「座って休んでいるとき」が1

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」は、メッツを、安静に座っているときを1メッツとして、その何倍のエネルギーを使うかを表す指標と説明しています。3メッツの身体活動は、少し息が上がるくらいの強さです。

同じガイドは、メッツの値で強さを次のように分けています。

区分 メッツ 例
座位行動 1.5メッツ以下 座ったり寝転んだりして、テレビやスマートフォンを見る
座位行動を除く3メッツ未満の活動 3メッツ未満 皿洗い、料理、ゆっくりした歩行
中強度 3〜5.9メッツ ふつうの歩行、やや速歩、自転車での通勤
高強度 6メッツ以上 ゆっくりとしたジョギング、ランニング

ガイド2023が成人に勧めているのは、3メッツ以上の強さの身体活動です。ふつうの速さで歩けば、この勧めに入る強さになります。

歩く・走るをメッツで並べる

ガイド2023の「生活活動のメッツ表」と「運動のメッツ表」から、歩く・走るの値を引きました。歩く速さは1分あたりの距離で書かれています。

活動 メッツ 出典の表
ゆっくりした歩行(分速53m) 2.8 生活活動
普通歩行(分速67m) 3.0 生活活動
ほどほどの速さの歩行(分速75〜85m) 3.5 生活活動
やや速歩(分速93m) 4.3 運動
かなり速歩(分速107m) 5.0 運動
ゆっくりとしたジョギング 6.0 運動
ジョギング 7.0 運動
ランニング(分速134m) 8.3 運動
ランニング(分速161m) 9.8 運動

歩く速さを分速67mから107mに上げると、3.0メッツから5.0メッツに上がる計算です。歩くだけでも、速さを変えれば中強度の範囲で強さを上げられます。走り始めると6メッツを超え、区分は高強度です。

歩く・走る以外の値も載っています。ヨガは2.5メッツ、ストレッチングは2.3メッツ、ほどほどの強度の筋トレ(腕立て伏せ、腹筋運動)は3.8メッツです。ガイド2023のメッツ表は、国立健康・栄養研究所の「改訂版 身体活動のメッツ(METs)表」をもとに作られています。

メッツは同じでも、きつさは人によって違う

メッツが表すのは、活動そのものの強さです。同じ7.0メッツのジョギングでも、体力のある人は楽に走れ、運動の習慣がない人は息が切れるほどきつく感じます。

本人にとってのきつさは、心拍数や息づかいで決めてください。ガイド2023の情報シートも、全身持久力を高める運動の強さを、主観的には「ややきつい」と感じる程度としています。体感で強さを決める方法は「「ややきつい」はどのくらい?運動の強さを体感で決める」で、心拍数で決める方法は「有酸素運動の心拍数の目安は?年齢別の早見表と計算のしかた」で説明しています。

種目どうしを比べるときはメッツを、自分に合う強さを決めるときは体感を使ってください。

メッツは、消費カロリーの計算にも使う

メッツに運動した時間と体重を掛けると、使ったエネルギーの目安を計算できます。体重60kgの人がふつうの速さで30分歩くと、3.0×0.5×60で90kcal です。計算の手順は「消費カロリーの計算式:メッツ×体重×時間の使い方」で、種目ごとの値は「運動の消費カロリー一覧:種目ごとの目安を体重別に」で見られます。

運動の辞書の「軽め」「ふつう」「しっかり」との対応

dNAXY neo のアプリの運動の辞書は、有酸素運動20種目を「軽め」「ふつう」「しっかり」の3つの強さに分けています。辞書の種目に近いメッツ表の項目を並べました。

辞書の種目 辞書の強さ 近いメッツ表の項目 メッツ
ウォーキング 軽め 普通歩行 3.0
エアロバイク 軽め 自転車エルゴメーター(30〜50ワット) 3.5
早歩き ふつう やや速歩 4.3
ジョギング ふつう ゆっくりとしたジョギング 6.0
エアロビクス ふつう エアロビクス 7.3
ランニング しっかり ランニング(分速134m) 8.3

辞書の強さは、メッツの区切りと1対1には対応しません。辞書のジョギングは「会話ができるくらいの、ゆっくりした速さで走る」種目なので、メッツ表のゆっくりとしたジョギングに近く、6.0メッツです。メッツでは高強度に入りますが、辞書ではランニングより1段軽い「ふつう」にしています。

アプリの運動メニューは、強さを息づかいで示します。有酸素運動の日の目安は、「軽め」が「息はほとんど上がらず、楽に会話ができる」、「ふつう」が「少し息がはずむが、会話はできる」、「しっかり」が「息がはずみ、会話は短い言葉ならできる」です。種目はメッツで選び、その日の速さは息づかいで決めてください。

自分に合う有酸素運動の強さを知るには

dNAXY neo の結果レポートの「運動アドバイス」の章では、有酸素運動の強さを最大心拍数に対する割合で示しています。その人の年齢から計算した心拍数で、強さを決める目安です。強さの区分は、遺伝子タイプによって低負荷、中負荷、高負荷のどれかになります。

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