消費カロリーの計算式:メッツ×体重×時間の使い方
2026年10月7日
文責: dNAXY neo 編集部(担当ペルソナ: 佐藤 豊)
運動で使ったカロリーは「メッツ×体重(kg)×時間(h)」で計算できます。2006年の国の運動指針では、この式にさらに1.05を掛けた「消費カロリー(kcal)=1.05×メッツ×時間×体重」を使っていました。
どちらの式でも、出てくる値には座って休んでいても使う分が含まれています。計算の手順と、その分を引く計算、1日の総消費エネルギーの求め方を順に見ていきましょう。
計算式は「メッツ×体重×時間」
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」は、身体活動で使うエネルギーを「メッツ×時間(h)×体重(kg)」で推定できるとしています。メッツは運動の強さを表す単位で、座って安静にしている状態を1として、その何倍のエネルギーを使うかを表します。
計算は次の順に進めてください。
- ガイド2023のメッツ表から、した運動に近い項目のメッツを選ぶ
- 運動した時間を「時間」の単位に直す(30分なら0.5、20分なら20÷60で約0.33)
- メッツ、時間、体重を掛ける
ガイド2023の例では、体重50kgの人が3メッツの歩行を30分すると、3×0.5×50で75kcal です。体重60kgの人が7.0メッツのジョギングを30分すれば、7.0×0.5×60で210kcal になります。
時間は、実際に体を動かしていた分だけを入れます。ジムに1時間いても、休んでいた時間や着替えの時間は入れません。
1.05を掛ける式との違い
2006年に厚生労働省の検討会がまとめた「健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)」は、次の簡易換算式を載せていました。
消費カロリー(kcal)=1.05×エクササイズ(メッツ・時)×体重(kg)
エクササイズは、メッツに時間を掛けた身体活動の量です。3メッツの運動を1時間すれば3エクササイズ、6メッツの運動を30分しても3エクササイズになります。
ガイド2023の式と比べると、1.05を掛ける分だけ値が5%大きくなります。体重60kgの人がジョギングを30分した例で比べました。
| 式 |
計算 |
値 |
| ガイド2023の式 |
7.0×0.5×60 |
210kcal |
| エクササイズガイド2006の式 |
1.05×7.0×0.5×60 |
約221kcal |
差は11kcal ほどです。どちらも推定の値なので、使う式を1つに決め、毎回同じ式で計算してください。ほかの記事や本の値と比べるときは、どちらの式で出した値かを確かめると、ずれの理由がわかります。
安静にしていても使う分を引く計算
メッツは座って休んでいる状態を1とする単位です。7.0メッツのジョギングなら、そのうち1メッツ分は、走らずに座っていても使っていたエネルギーです。
運動したことで増えた分だけを知りたいときは、メッツから1を引いて計算します。
(メッツ−1)×時間×体重
体重60kgの人がジョギングを30分した場合は、(7.0−1)×0.5×60で180kcal です。座っていた場合の30kcal を引いた値になります。
国の資料の表にも、この引いた値を載せているものがあります。エクササイズガイド2006の「運動で消費するエネルギー量」の表と、ガイド2023の「体重別エネルギー消費量」の表は、どちらも安静時の分を引き、5kcal 単位で示した値です。資料の表と自分の計算が合わないときは、引いているかどうかを確かめてください。
1週間の運動量で考える
ガイド2023は、成人に勧める身体活動の量を「メッツ・時」で示しています。3メッツ以上の身体活動を週23メッツ・時以上で、歩行かそれ以上の強さの身体活動を1日60分以上行う量にあたります。運動では、3メッツ以上の運動を週4メッツ・時以上(息が弾み汗をかく程度の運動を週60分以上)です。
メッツ・時に体重を掛ければ、エネルギーに直せます。体重60kgの人が週4メッツ・時の運動をすると、4×60で週240kcal です。種目ごとの値は「運動の消費カロリー一覧:種目ごとの目安を体重別に」に表にしました。
1日の総消費エネルギーは別の式で出す
メッツの式で出るのは、運動をした時間の分だけです。1日全体で使うエネルギーは、dNAXY neo の結果レポートの「参考資料」の章にある式で求めます。
- 除脂肪体重 = 体重 −(体重 × 体脂肪率)
- 基礎代謝 = 370 +(21.6 × 除脂肪体重)
- 1日の総消費エネルギー = 基礎代謝 × 生活活動強度
生活活動強度は1.3〜1.9の4段階です。参考資料の例では、基礎代謝1,180kcal で生活活動強度1.5の人の総消費エネルギーは、1,180×1.5で1,770kcal になります。1.5は、家事などの立ち仕事が比較的多いか、軽い負荷の筋トレや有酸素運動を週に1〜3日行う人の目安です。運動しない日にあてはめたときの計算は「運動しない日の消費カロリー:基礎代謝と活動量から計算」で説明しています。
計算した値を、食べる量の目安に使う
dNAXY neo の検査で調べるのは、糖質、脂質、たんぱく質(筋肉)に関わる3つの遺伝子です。結果レポートには、この記事で使った基礎代謝の式と、体重・体脂肪率別の基礎代謝の目安の表も載ります。
ダイエット遺伝子検査+30日プログラムの価格は9,350円(税込・送料込み)です。検体の到着から約2週間で結果レポートが開け、結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立、食事の判定、運動メニューを使えます。
出典
文責
dNAXY neo 編集部(株式会社tatepass)

担当ペルソナ: 佐藤 豊(運動・ダイエット)
運動とダイエットの記事を担当します。続けやすさを優先して、家でできる運動や体重の数字の見方を、研究でわかっている範囲で説明します。
担当ペルソナについて
ダイエット遺伝子検査+30日プログラム
9,350円(税込・送料込み)
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