マイページ

糖質制限と脂質制限はどっちがいい? 選び方の目安

2026年10月7日

糖質制限と脂質制限を比べた大きな試験では、平均すると体重の変化に大きな差はありませんでした。どちらを選ぶかは、自分が続けやすい方で決めるのが基本です。

迷うときは、食べ物の好み、外食やコンビニの多さ、遺伝子タイプを目安にします。両方を同時に厳しくすると、1日の量が減りすぎる点にも気をつけてください。

試験では、方法より続けたかどうかで差が出た

米国の成人609人を対象にした無作為化試験(Gardner ら、JAMA 2018年)は、参加者を低脂肪食と低炭水化物食にくじで分け、12か月の体重の変化を比べました。平均の変化は低脂肪食で -5.3kg、低炭水化物食で -6.0kg で、統計的に意味のある差は見られませんでした。試験の中身は「遺伝子で食事法を選んでも差がなかった試験:609人の12か月」で紹介しています。

1年以上続けた53の試験をまとめた解析(Tobias ら、Lancet Diabetes & Endocrinology 2015年)もあります。体重を落とすための試験に限ると、低炭水化物の食事の方が低脂肪の食事より、体重の変化が平均1.15kg 大きいという結果でした。1年以上かけての差としては、小さな値です。

決め手が続けやすさだと示した試験もあります。体重が多めの米国の成人160人を、糖質制限、脂質制限、カロリー制限などの4つの食事法に分けた試験(Dansinger ら、JAMA 2005年)です。1年後の体重の変化は、どの食事法を割り当てられたかとはほとんど関係がありませんでした。関係が見られたのは、本人が答えた食事法の守り具合です。どの食事法でも、よく守れた人ほど体重が動いていました。

外食とコンビニでは、選べる物が変わる

続けやすさは、ふだんどこで食べるかで変わります。dNAXY neo の商品の辞書から、ローソンの商品で昼食を組んだ例です(各社が公開している値。2026年10月2日に確かめたもの)。

組み合わせ カロリー 脂質 炭水化物
脂質を控える:香りとのど越し ざるそば、サラダチキン ハーブ 471kcal 5.2g 65.0g
糖質を控える:たんぱく質30.3g サラダチキン プレーン、からあげクン レギュラー 367kcal 17.5g 8.0g
両方を控える:たんぱく質30.3g サラダチキン プレーン だけ 141kcal 2.1g 0.2g

脂質を控えるなら、そばやおにぎりのような主食は残せます。糖質を控えるなら、主食を外して、肉や揚げ物でおなかを満たす形です。昼にそばや丼を食べたい人は脂質制限、主食がなくても困らない人は糖質制限の方が、店で迷いにくくなります。好みから選ぶときの問いは「糖質と脂質、どっちを減らす?両方に気をつけるときの決め方」にまとめています。

両方を同時に厳しくすると、量が減りすぎる

上の表の3行目のように、糖質と脂質を両方削ると、1食が141kcal まで減ります。これでは昼食として足りず、夕方の間食が増える原因になりかねません。

dNAXY neo の結果レポートの PFCバランスでは、糖質と脂質の片方を控え、もう片方は残します。1日1,500kcal なら、糖質を控える場合は脂質67g・炭水化物75g、脂質を控える場合は脂質33g・炭水化物150gが目安です。脂質33gと炭水化物75gを組み合わせると、両方を控えた分の300kcal が1日の量から抜けます。たんぱく質を増やさなければ、1,500kcal の予定が1,200kcal になる計算です。

途中で方法を替えるのはかまいません。どちらの方法でも、控えるのは片方だけにし、もう片方はふだんどおりの量にしてください。

迷ったら、遺伝子タイプも目安にする

dNAXY neo の検査では、糖質の項目を ADRB3、脂質の項目を UCP1 の遺伝子タイプから、それぞれ危険度1〜3で示します。危険度が高い方を控えるのが、結果レポートの目安です。糖質と脂質がどちらも危険度3の結果などでは、食生活のタイプに「糖質制限と脂質制限の続けやすい方」という注記が付きます。

ただし、遺伝子タイプで体重の変化が決まるわけではありません。609人の試験では、遺伝子のタイプで合う食事法を分けても、体重の変化に差は出ませんでした。遺伝子タイプは、どちらから始めるかを決めるための目安です。危険度の組み合わせごとの選び方は「糖質制限と脂質制限、どちらにするかを結果で決める」で説明しています。

自分の遺伝子タイプを知るには

dNAXY neo の検査は、綿棒で頬の内側をこすって送る方式です。検体の到着から約2週間で、3つの項目の危険度が結果レポートに出ます。価格は9,350円(税込・送料込み)です。結果が出た日から30日間は、選んだ方を控えた1週間の献立と、食事の判定を使えます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

検査の内容を見る

関連する記事

「脂質制限」の記事をすべて見る(7本)