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太りやすい体質は遺伝する?体質と遺伝子の関係をわかりやすく

2026年10月7日

太りやすさには遺伝の影響があり、肥満に関連するとされる遺伝子も研究で見つかっています。ただし1つの遺伝子の影響は小さく、親から受け継ぐのは「太りやすさの傾向」で、体格は食事や運動の積み重ねと合わさって決まります。

この記事の前半は、体格と遺伝の関係を研究の数字で確かめる内容です。後半では、ダイエットの遺伝子検査で何がわかるのかを、dNAXY neo の検査を例に取り上げています。

「太りやすい体質」とは何を指すか

「太りやすい体質」は、同じくらい食べているのに、ほかの人より体重が増えやすいと感じる状態を指して一般に使われる言い方です。

体重が増えるかどうかを決めるのは、食べたエネルギーと使ったエネルギーの差です。厚生労働省の e-ヘルスネットは、1日に使うエネルギーのうち、基礎代謝が約60%、体を動かすことが約30%、食事のあとの熱の産生が約10%と説明しています。食べる量、食べるものの中身、動く量、筋肉の量のどこかに人による違いがあると、「太りやすい」と感じる差になります。

体格の個人差には、遺伝の影響が大きい

体格と遺伝の関係は、双子や家族を比べる研究で調べられてきました。英国の研究グループの総説(Elks ら、2012年)は、双子の研究88件と家族の研究27件をまとめています。BMI の個人差のうち遺伝で説明される割合(遺伝率)は、双子の研究で0.47〜0.90、家族の研究で0.24〜0.81でした。

数字の幅が広いのは、研究ごとに集団や調べ方が違うためです。この総説では、子どもの研究のほうが大人の研究より遺伝率が高く、大人では年齢が上がるほど低くなる傾向も報告されています。

家族の体型が似る理由には、同じ食卓で同じものを食べてきたことも含まれます。家族の中で自分だけ太りやすいと感じる理由は「家族の中で自分だけ太りやすいのはなぜ?遺伝子の組み合わせの違い」で扱っています。

1つの遺伝子の影響は小さい

遺伝率が高いからといって、太りやすさを決める遺伝子が1つあるわけではありません。体格にはたくさんの場所の遺伝子の違いが少しずつ関わっていて、1か所ごとの影響は小さいことがわかっています。見つかった数は「肥満遺伝子とは?種類と、1つの遺伝子の影響の大きさ」にまとめました。

dNAXY neo が調べる ADRB3 を例にとると、日本人6,582人のデータをまとめた解析(Kurokawa ら、2001年)で、Trp64Arg という型を持つ人の BMI は、持たない人より平均 0.26 kg/m² 高い結果でした。身長160cmの人に当てはめると、体重で約0.67kgの差です。

研究によっては、関連が見られない遺伝子もあります。ADRB2 は、日本人4,193人の研究で、この型だけでは BMI や肥満との関連が見られませんでした。

遺伝子検査でわかるのは、気をつける栄養の目安

ダイエットの遺伝子検査は、太りやすさを言い当てる検査ではありません。dNAXY neo の検査で調べるのは、肥満に関連するとされる3つの遺伝子の型です。結果は、糖質、たんぱく質(筋肉)、脂質のどれに気をつけるかの目安として出ます。

項目 主な食べ物 遺伝子 危険度ごとの食事の目安
糖質 ごはん、パン、麺、甘いもの ADRB3 危険度1いつもどおり
危険度2ややひかえめ
危険度3ひかえめ
たんぱく質(筋肉) 肉、魚、卵、大豆 ADRB2 危険度1しっかりとる
危険度2多めにとる
危険度3多めにとる
脂質 揚げ物、脂の多い肉、バター UCP1 危険度1いつもどおり
危険度2ややひかえめ
危険度3ひかえめ

危険度は1〜3で、項目ごとに出ます。たとえば糖質が危険度3で脂質が危険度1なら、ごはんやパンの量から見直すのが目安です。

3つの遺伝子の研究の強さは、遺伝子ごとに違います。「検査結果の根拠」のページには、関連を認めた研究と、認めなかった研究を並べて載せています。ADRB2 は、3つの中で根拠が最も弱い項目です。

遺伝の傾向は、食事の順番を決めるのに使う

遺伝子の型は生まれたときから変わりません。一方で、食べる量や中身、筋肉の量は生活で変えられます。生活で変えられるところと変わらないところの分け方は「体質は変えられる?遺伝子で変わらないことと生活で変わること」で説明しています。

太りやすさを遺伝のせいだと決めつける必要はありません。遺伝子タイプは、糖質と脂質のどちらを先に控えるか、たんぱく質をどれだけとるかを決める材料の1つです。

dNAXY neo の検査は、綿棒で頬の内側をこすって送る方式です。検体の到着から約2週間で、マイページの結果レポートが開けるようになります。価格は9,350円(税込・送料込み)です。結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立と食事の判定を使えます。結果レポートの一例は「結果レポートのサンプル」で見られます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

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