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太らない体質は遺伝?太りにくい人に共通することと遺伝子の関係

2026年10月7日

いくら食べても太らないように見える人の体格には、遺伝も関わっています。ただ、同じように食べすぎても体重の増え方が人によって違う理由には、食べる量や、食べたあとに体を動かす量の違いも大きいことが、研究でわかってきました。

この記事では、太りにくい人の体格と遺伝の関係を、双子の研究と食べすぎの研究の数字で説明します。後半は、遺伝子検査で「太りにくい」側の結果が出た項目の読み方です。

細い体格にも遺伝が関わる

太りやすさの遺伝はよく調べられてきましたが、反対側の「太りにくさ」の研究は多くありません。英国ケンブリッジの研究グループ(Riveros-McKay ら、2019年)は、健康で体格がとても細い人1,471人と、強い肥満の人1,456人の遺伝子を比べました。

研究者が見積もった遺伝率(個人差のうち遺伝で説明される割合)は、細い体格で28.07%、強い肥満で32.33%でした。細さも、太りやすさと同じくらい遺伝の影響を受けているという結果です。また、BMI に関わるとしてそれまでに知られていた遺伝子の場所が、細い体格とも関わっていました。

一方で、この割合は3割前後です。残りには、食事や体を動かす量などの生活が関わります。

同じだけ食べすぎても、増え方は人によって違う

カナダのラバル大学の研究グループ(Bouchard ら、1990年)は、一卵性の双子の若い男性12組に、ふだんより1日1,000kcal多く食べてもらう試験をしました。週6日、100日の間に合計84日続け、1人あたり84,000kcalを余分にとっています。

1日1,000kcalは、dNAXY neo の料理の辞書の1人分の値で見ると、カツ丼1杯(843kcal)より多い量です。

調べたこと 結果
体重の増え方の平均 8.1kg
体重の増え方の幅 4.3〜13.3kg
双子の組どうしの似方 組の中より組の間の差が約3倍大きい

全員が同じ量を余分に食べたのに、体重の増え方には約3倍の開きがありました。そして、増え方は双子の組の中でよく似ていました。研究者は、余ったエネルギーを脂肪として蓄えるか、脂肪以外の組織として蓄えるかの傾向に、遺伝が関わっているという考えです。

太りにくい人は、体を動かす量が増えていた

食べすぎても太りにくい人は、余った分をどこで使っているのでしょうか。米国のメイヨー・クリニックの研究グループ(Levine ら、1999年)は、肥満でない16人に、8週間、1日1,000kcal多く食べてもらいました。

この試験で1日に使うエネルギーが増えた分のうち、3分の2は運動以外の体の動きによるものでした。運動以外の体の動きとは、体を小刻みに動かす、姿勢を保つ、日常の活動をするといった動きです。脂肪のたまり方は人によって10倍も違い、その差は運動以外の体の動きがどれだけ増えたかで説明できました。

厚生労働省の e-ヘルスネットによると、1日に使うエネルギーのうち、体を動かすことによる分は約30%です。基礎代謝は体の大きさで、食事のあとの熱の産生は食べる量でほぼ決まり、使うエネルギーが多いか少ないかは体を動かす量で決まる、という説明です。同じページでは、肥満の人は肥満でない人より、立ったり歩いたりする時間が1日平均約150分少なかったという研究も紹介しています。

太りにくい人に共通すること

ここまでの研究をまとめると、太りにくさには次の3つの違いが重なっています。

違い 研究でわかっていること
遺伝 細い体格の遺伝率は28.07%
体重の増え方 同じだけ食べすぎても、人によって約3倍違う
運動以外の体の動き 食べすぎたときの脂肪のたまり方の差を説明した

「いくら食べても太らない」と見える人も、食べすぎが続くと、知らないうちに動く量が増えている場合があるのです。太らない体質は、遺伝に、食べる量と動く量が合わさった結果です。

危険度1の項目でも、食べすぎれば体重は増える

dNAXY neo の検査で、肥満に関連するとされる並びを持っていない項目は危険度1になります。危険度1は、その項目で太りにくい側の結果です。

それでも、結果レポートの「検査結果」の章は、糖質が危険度1の人に、糖質で太りにくいものの、まったく太らないわけではないので気をつけるよう書いています。脂質が危険度1の人にも、今の食事には脂質が多く含まれているので、とりすぎに気をつけるよう書かれています。危険度1の項目の目安の使い方は「危険度1の項目は気にしなくていい?3つとも1だったとき」で説明しました。

検査で調べる3つの遺伝子の研究で見られたのは、同じ型の人の集団で平均したときの小さな差です。たとえば ADRB3 は、日本人6,582人のデータをまとめた解析で、型を持つ人の BMI が持たない人より平均 0.26 kg/m² 高い結果でした。研究の一覧は「検査結果の根拠」に載せています。

自分の遺伝子タイプを知るには

dNAXY neo の検査は、綿棒で頬の内側をこすって送る方式です。検体の到着から約2週間で、糖質、たんぱく質(筋肉)、脂質の3つの項目ごとに危険度1〜3が出た結果レポートがマイページで開けるようになります。価格は9,350円(税込・送料込み)です。結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立と食事の判定を使えます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

検査の内容を見る

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