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腕立て伏せができない人の練習法:壁、膝つき、ふつうの順に

2026年10月7日

腕立て伏せが1回もできないときは、壁に手をつく壁プッシュアップから始め、膝つきプッシュアップ、ふつうのプッシュアップの順に進めてください。膝つきでも、頭から膝までを一直線に保てば、胸と腕にしっかり負荷がかかります。

この記事では、dNAXY neo の運動の辞書にある3つのプッシュアップの要点と注意をもとに、段階の進め方をまとめました。

3つの段階と、辞書の要点

運動の辞書には、腕立て伏せの仲間が3種目入っています。鍛える部位はどれも胸と腕で、ふつうのプッシュアップには肩も加わる形です。辞書の強さは、壁と膝つきが「軽め」、ふつうのプッシュアップが「ふつう」です。

段階 種目 辞書の要点 辞書の注意
1 壁プッシュアップ 壁から少し離れて立ち、肩の高さで壁に手をつく。体をまっすぐ保ったまま、胸を壁に近づけて押し戻す 滑りにくい靴や床で行う
2 膝つきプッシュアップ 膝を床について、手を肩幅より少し広くつく。頭から膝までを一直線にしたまま、胸を床に近づけて押し戻す 膝の下にマットやタオルを敷く
3 プッシュアップ 手を肩幅より少し広くつき、頭からかかとまでを一直線にする。ひじを曲げて胸を床に近づけ、床を押して戻る 腰が落ちたり、お尻が上がったりしないようにする。手首に痛みがある日は行わない

3つとも、体をまっすぐ保ったまま、ひじの曲げ伸ばしで上下します。違うのは、体を支える位置と、手にかかる力の大きさです。

膝つきでも、一直線なら胸と腕を使う

膝つきプッシュアップは意味がないと言われることもありますが、鍛える部位は辞書でも胸と腕で、ふつうのプッシュアップと同じ部位を使います。お尻を後ろに引かず、頭から膝までを一直線に保ったまま、胸を床に近づけてください。

腕にかかる力を段階ごとに測った研究もあります。ふだん運動している23人を調べた研究(Ebben ら、Journal of Strength and Conditioning Research 2011年)は、床に置いた計測器で、腕立て伏せの6つの形の手にかかる力を比べました。手を台に乗せた形と膝をついた形は、ふつうの腕立て伏せより力が小さく、足を台に乗せた形は大きいという結果です。男女の差は見られませんでした。この結果に沿えば、手を高い位置につく壁から始めて膝つき、ふつうへと進めると、腕にかかる負荷を順に上げられます。

段階の中で、少しずつきつくする

同じ段階の中でも、きつさは変えられます。辞書の要点にある調整の方法は、壁プッシュアップなら足を壁から遠ざけること、膝つきプッシュアップなら膝を手から遠ざけることです。

ひとつの目安は、今の形で正しい姿勢のまま楽に続けられるようになったときです。そのときは、足や膝の位置を少し遠ざけてください。いちばん遠ざけた形でも楽にできるようになったら、次の段階へ移ります。次の段階で姿勢がくずれるなら、前の段階に戻ってかまいません。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」の情報シート「筋力トレーニングについて」は、筋トレの例に、自分の体重を負荷にする腕立て伏せを挙げています。負荷を少しずつ高めていくことと、休息日をとることが大事だとしたうえで、勧めている頻度は週2〜3日です。筋トレ中に息をこらえないことも、注意として挙げられています。

手首に痛みがある日は休む

3つの種目は、どれも手で体を支える種目です。辞書の負担がかかる部位は、壁プッシュアップが手首、膝つきとふつうのプッシュアップが手首と肩です。手首に痛みがある日は行わないでください。

二の腕の裏側を使うリバースプッシュアップや、背中、肩の種目は、それぞれ別の記事で扱います。

結果レポートとアプリの運動メニュー

dNAXY neo の結果レポートでは、運動アドバイスの章に「軽めの筋トレ」の項目が載る結果があります。その項目が勧めるのは、自宅で手軽にできる自分の体重でのスクワットや腕立て伏せ、腹筋から始めることです。椅子に足を乗せて腕立て伏せに角度を付ける方法も紹介しています。足を高くするとさらにきつくなるので、ふつうのプッシュアップの次の段階になります。

アプリの運動メニューは、運動の辞書から1週間分の運動を組む機能です。運動の慣れで「運動に慣れていない」を選ぶと「軽め」から始まり、続けるほど週ごとに少しずつきつくなります。かばいたい部位に手首を選ぶと、手首に負担がかかる種目は出ないので、3つのプッシュアップはどれも入りません。筋トレの負荷の考え方は「筋トレの高負荷・中負荷・低負荷の違い:回数とセットの目安」で説明しています。

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