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遺伝子検査で筋肉のつきやすさはわかる?調べることの範囲

2026年10月7日

dNAXY neo の遺伝子検査で調べるのは、肥満に関連するとされる3つの遺伝子(ADRB3、UCP1、ADRB2)のタイプです。筋肉の量や運動能力そのものを調べる検査ではありません。

結果レポートの「たんぱく質(筋肉)」の項目は ADRB2 のタイプから出しますが、3つの中で根拠が最も弱い項目です。この記事では、検査で調べることと調べないこと、結果の使い道を説明します。

検査で調べることと、調べないこと

dNAXY neo の検査は、綿棒で頬の内側をこすって送る方式です。検体から3つの遺伝子のタイプを調べ、項目ごとに危険度1〜3で示します。

項目 遺伝子 結果レポートに出る目安
糖質 ADRB3 糖質を控える強さ
たんぱく質(筋肉) ADRB2 たんぱく質の量、筋トレの負荷
脂質 UCP1 脂質を控える強さ

調べないのは、筋肉の量、筋力、持久力、短距離と長距離の向き不向きといった運動能力です。今の筋肉の量を知りたいときは、体組成計で測ってください。

「たんぱく質(筋肉)」の項目の根拠

ADRB2 は、β2アドレナリン受容体を作る遺伝子です。dNAXY neo では、この遺伝子の Arg16Gly というタイプを調べます。

「検査結果の根拠」のページに載せた日本人の研究は、どれも肥満との関係を調べたものです。日本人4,193人の研究(Pereira ら、2011年)では、このタイプだけでは BMI や肥満との関連が見られませんでした。日本人男性210人の研究でも関連は見られていません。ADRB3、UCP1 のタイプと組み合わせたときの関連は、日本人222人の研究(Tsunekawa ら、2011年)で、ウエストとヒップの比について報告されています。

どの研究も、筋肉の量や筋力は測っていません。それでも項目を「筋肉の付きにくさ」と呼ぶのは、結果レポートが、たんぱく質がエネルギーとして使われやすい体質の目安として扱っているからです。研究ごとの中身は「ADRB2 の Arg16Gly と肥満:日本人4,193人の研究の結果」、項目の名前の理由は「筋肉がつきにくい遺伝子とは?ADRB2 と筋肉の項目の扱い」で説明しています。

運動能力の遺伝子の研究でわかっていること

運動能力と遺伝子の研究では、ACTN3 という遺伝子がよく調べられています。一流の短距離選手は、ACTN3 の R577X というタイプのうち R を持つ割合が、一般の人より高かったという報告です(Yang ら、American Journal of Human Genetics 2003年)。

ただ、一流選手の集団で見られた差から、一人ひとりの向き不向きを決めることはできません。スポーツと運動の遺伝学の研究者たちがまとめた合意声明(Webborn ら、British Journal of Sports Medicine 2015年)は、遺伝子検査は才能の見極めにも、成績を最大にするための個別の練習の処方にも役立たない、というのが研究者の一般的な見方だとしています。

dNAXY neo の検査は、ACTN3 を調べません。運動の向き不向きを知るための検査ではない点に注意してください。

結果は、運動と食事の目安を選ぶために使う

結果レポートは、「たんぱく質(筋肉)」の危険度ごとに、筋トレの負荷と1日のたんぱく質の目安を示します。

危険度 筋トレの負荷の目安 1日のたんぱく質
危険度3 1セット7〜10回で限界になる負荷 体重×2〜2.5g
危険度2 1セット10〜15回で限界になる負荷 体重×1.75〜2g
危険度1 多くは1セット15〜20回で限界になる負荷 体重×1.5〜1.75g

危険度が高いほど、重めの負荷とたんぱく質の多い食事が目安になります。危険度は、筋トレをどのくらいの強さで始めるか、たんぱく質をどのくらいとるかを決める手がかりです。筋肉の付き方には、続けた筋トレと食事が大きく関わります。同じ筋トレでも増え方に個人差が出た研究は「筋肉がつきにくい体質とは?遺伝との関係と、つきにくく感じる理由」で紹介しています。

検査を受けるには

ダイエット遺伝子検査+30日プログラムの価格は9,350円(税込・送料込み)です。検体の到着から約2週間で、マイページに結果レポートが届きます。結果が出た日から30日間は、たんぱく質の目安に合わせた1週間の献立と、運動メニューを使えます。結果レポートの一例は、「結果レポートのサンプル」のページで公開中です。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

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