カロリー収支とは? 体重が増えたり減ったりするしくみ
2026年10月7日
文責: dNAXY neo 編集部(担当ペルソナ: 佐藤 豊)
カロリー収支とは、食事でとるエネルギーと、体が使うエネルギーの差のことです。とる量が使う量を上回る日が続けば体重は増え、下回る日が続けば体重は減ります。
ただし、毎日の体重の上下には水分の増減も混ざります。この記事で扱うのは、収支と体重の関係と、収支を見るときの注意です。
収支は「とる量」と「使う量」の差
食事でとったエネルギーのうち、体が使いきれなかった分は、体脂肪などの形でたくわえられます。反対に、とる量が使う量より少ない日は、たくわえていた分を使って足りない分を補います。
| とる量と使う量 |
体重の長い目で見た動き |
| とる量が多い |
増える |
| 同じくらい |
ほぼ変わらない |
| 使う量が多い |
減る |
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でも、エネルギーの過不足を評価する物差しは、体重の変化か BMI です。とる量と使う量の差は、時間をかけて体重の変化に表れるからです。
体が使う量の多くは、基礎代謝
体が1日に使うエネルギーは、じっとしていても使う基礎代謝と、体を動かして使う分に分けられます。dNAXY neo の結果レポートの「参考資料」の章では、1日の総消費エネルギーを、基礎代謝に生活活動強度を掛けて求めます。
結果レポートの例は、体重50kg、体脂肪率25%の人です。基礎代謝は1,180kcal で、家事などの立ち仕事が比較的多いか、軽い運動を週に1〜3日する人の生活活動強度1.5を掛けると、1,180×1.5で1,770kcal になります。
| 内訳 |
エネルギー |
割合 |
| 基礎代謝 |
1,180kcal |
約3分の2 |
| 体を動かして使う分(家事、通勤、運動など) |
590kcal |
約3分の1 |
| 1日の総消費エネルギー |
1,770kcal |
|
体を動かす分には、運動だけでなく、家事や通勤も入ります。運動で使う量は思うより小さく、少し多く食べるだけで埋まる程度です。くわしくは「運動しても体重が減らないのはなぜ? 消費カロリーの見積もり」で説明しています。
計算で出した量は目安です。食事摂取基準は、年齢、身長、体重、活動量がまったく同じでも、1日に必要なエネルギーには個人差があるとしています。米国とカナダの食事摂取基準の式では、ばらつきの幅(標準偏差)は成人男性で±199kcal、成人女性で±164kcal と見積もられています。計算した量で食べ始め、体重の動きを見て量を直してください。
毎日の体重の上下は、水分が大きい
体重は、食べた物や飲んだ物の重さ、体の水分、便の量などで、1日ごとに上下します。前の日より増えていても、体脂肪がその分増えたとは限りません。
収支の結果を見るときは、毎朝同じ条件で量った体重を、1〜2週の平均で比べてください。平均が少しずつ下がっていれば、使う量がとる量を上回っています。週の中で多く食べた日と少なく食べた日をならす考え方は「カロリー収支は1週間で考える 食べすぎた日の整え方」にまとめました。体脂肪1kgがどれだけのエネルギーにあたるかは「体脂肪のカロリーは? よく聞く7,200kcal の考え方」で説明しています。
収支を整えたうえで、何を控えるかを決める
体重を左右するのがまず収支であることは、遺伝子の研究の結果にも表れています。dNAXY neo の検査で糖質の項目に使う ADRB3 には、日本人男性295人を調べた慶應義塾大学のグループの研究があります(Miyaki ら、2005年)。この遺伝子のタイプだけでは、肥満の人の割合に差がありませんでした。摂取エネルギーがいちばん多いグループでのみ、このタイプを持つ人で肥満の割合が高かったという結果です。
先に整えるのは1日の量です。そのうえで、同じ量の中で糖質と脂質のどちらを控えるかを決めるときに、遺伝子タイプが目安になります。結果レポートの「栄養の知識」の章には、遺伝子タイプで決まるたんぱく質、脂質、炭水化物の割合ごとに、カロリー別の表が載っています。1日1,750kcal の行の値は次のとおりです。
| 割合(たんぱく質:脂質:炭水化物) |
脂質 |
炭水化物 |
| 4:4:2(糖質を控える結果) |
78g |
88g |
| 4:2:4(脂質を控える結果) |
39g |
175g |
同じ1,750kcal でも、炭水化物の量は2倍違います。収支が同じでも、どちらを控えるかで、主食と油の量の決め方が変わります。
自分の目安を知るには
dNAXY neo のアプリでは、設定の画面で体重を入れると、1日の量とたんぱく質の量の目安が出る仕組みです。検査を受けると、糖質、脂質、たんぱく質(筋肉)の3つの項目の危険度が1〜3でわかります。価格は9,350円(税込・送料込み)で、検体の到着から約2週間で結果レポートが開けます。結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立と食事の判定が使える期間です。
出典
文責
dNAXY neo 編集部(株式会社tatepass)

担当ペルソナ: 佐藤 豊(運動・ダイエット)
運動とダイエットの記事を担当します。続けやすさを優先して、家でできる運動や体重の数字の見方を、研究でわかっている範囲で説明します。
担当ペルソナについて
ダイエット遺伝子検査+30日プログラム
9,350円(税込・送料込み)
検査の内容を見る
「エネルギーの収支」の記事をすべて見る(7本)