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MC4R 遺伝子とレプチン:食欲に関わる遺伝子と肥満の関係

2026年10月7日

MC4R とレプチンは、食欲の調節に関わる遺伝子として知られています。どちらも、遺伝子のまれな変化で子どものころから強い肥満が起こった例が研究で報告されています。

こうした遺伝子の変化による肥満は、医療機関で扱うものです。ダイエットの遺伝子検査で調べるのは、多くの人が持つありふれた個人差(多型)で、食欲の強さを調べる検査ではありません。

レプチンは、脂肪細胞から出るホルモン

レプチンは、脂肪細胞が作って血液中に出すホルモンです。厚生労働省の e-ヘルスネットの「睡眠と生活習慣病との深い関係」では、食欲を抑えるホルモンとして紹介されています。

レプチンを作る遺伝子が働かないと、どうなるのでしょうか。Montague ら(1997年、Nature)の報告では、同じ家系の子ども2人が強い肥満でした。2人とも体脂肪が多いのに、血液中のレプチンはとても少ない値でした。調べると、2人とも両親から受け継いだ2本のレプチンの遺伝子の両方に、同じ変化がありました。研究者は、レプチンが人のエネルギーの釣り合いの調節に大切な役目を持つことを示す、最初の遺伝学の証拠だとしました。

レプチンの分泌は、生活の影響も受けます。同じ e-ヘルスネットのページによると、睡眠不足が数日続いただけでレプチンの分泌は減り、食欲が増えることがわかっています。睡眠不足の日の食べ方は「睡眠不足で食欲が増えた日、食べすぎを抑える工夫」で扱いました。

MC4R は、食べる行動の調節に関わる受容体

MC4R は、メラノコルチン4型受容体を作る遺伝子です。この受容体は、食べる量の調節に大きな役割を持つと考えられています。

英国ケンブリッジの病院の研究グループ(Farooqi ら、2003年、New England Journal of Medicine)は、子どものころから強い肥満がある500人の MC4R の遺伝子を調べました。

調べた人 MC4R に変化があった人 変化があった人に見られたこと
子どものころからの強い肥満 500人 29人(5.8%) 強い肥満、食べすぎ(過食)、身長の伸びの大きさなど

この研究では、変化によって受容体の働きがどれだけ残っているかで、肥満の強さも違っていました。研究者は、MC4R の変化を、1つの遺伝子の変化による肥満のうち最も多いものとしています。

MC4R の変化は、強い肥満の人の中でも一部に限られます。大人の高度の肥満の患者を調べた研究の数字は「肥満遺伝子とは?種類と、1つの遺伝子の影響の大きさ」で紹介しています。

まれな変化と、ありふれた多型の違い

食欲に関わる遺伝子の話は、2つの種類を分けて考えると整理できます。

種類 持つ人 影響 扱う場所
まれな変化(MC4R、レプチンなど) ごく一部の人 子どものころからの強い肥満につながることがある 医療機関
ありふれた多型 多くの人 1つ1つは小さい ダイエットの遺伝子検査など

レプチンにかかわる遺伝子にもありふれた多型があり、日本人4,193人の研究では、レプチン受容体の遺伝子の型が ADRB2 の型と一緒に調べられました。この研究の結果は「ADRB2 の Arg16Gly と肥満:日本人4,193人の研究の結果」で説明しています。体格との関連がよく調べられている多型には、FTO もあります。FTO の研究は「FTO 遺伝子と日本人の肥満:研究でわかっていることと調べ方」にまとめました。

dNAXY neo の検査でわかること

dNAXY neo の検査で調べるのは、肥満に関連するとされる3つの遺伝子(ADRB3、UCP1、ADRB2)の型です。MC4R とレプチンの遺伝子は調べません。

結果の項目 遺伝子 結果レポートに出る目安
糖質 ADRB3 糖質を控える強さ
脂質 UCP1 脂質を控える強さ
たんぱく質(筋肉) ADRB2 たんぱく質の量、筋トレの負荷

「検査の説明と同意事項」にも書いているとおり、この検査は医学的な判断ではありません。結果は、食事と運動の目安を選ぶために使います。

検体は、綿棒で頬の内側をこすって採る方式です。検体の到着から約2週間で、3つの項目ごとに危険度1〜3が出た結果レポートがマイページで開けるようになります。価格は9,350円(税込・送料込み)で、結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立と食事の判定を使えます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

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