マイページ

遺伝子検査の結果と個人情報保護法:要配慮個人情報とは

2026年10月7日

個人情報保護法には、本人が不当な差別や偏見を受けないよう、取り扱いに特に配慮する「要配慮個人情報」という区分があります。個人情報保護委員会のガイドラインでは、遺伝子検査の結果の一部がこれに当たるとされ、事業者が取得するには、あらかじめ本人の同意が要ります。

ゲノムのデータそのものが、個人を識別する符号に当たる場合があることも、あわせて知っておきたい点です。この記事では、法律とガイドラインの文言と、dNAXY neo での同意の取り方を説明します。

要配慮個人情報とは

個人情報保護法の第2条第3項は、要配慮個人情報を次のように定めています。本人の人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴などのほか、不当な差別、偏見その他の不利益が生じないよう、取扱いに特に配慮を要するものとして政令で定める記述などが含まれる個人情報です。

政令で定める記述の1つが、医師などが行った、病気の予防と早期発見のための健診などの検査の結果です(政令第2条第2号)。

遺伝子検査の結果のどこが当たるか

個人情報保護委員会の「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」の2-3に、この「検査の結果」の説明があります。当たるのは、病気の予防や早期発見を目的とした健診、ストレスチェック、遺伝子検査(診療の過程で行われたものを除く)など、本人の健康状態がわかる検査の結果です。

医療機関を介さないで行われた遺伝子検査についても書かれています。その検査で得た本人の遺伝型と、その遺伝型の疾患へのかかりやすさに当たる結果なども含まれる、という説明です。一方で、健診などを受けたという事実だけでは当たりません。

ガイドラインに書かれているのは、疾患へのかかりやすさに当たる結果です。どの検査のどの結果が当たるかは、検査の目的と結果の中身で決まります。

要配慮個人情報で決まっていること

要配慮個人情報には、ほかの個人情報より厳しい決まりがあります。通則編から、遺伝子検査を受ける人にかかわるものを表にしました。

場面 決まり
取得するとき 法令に基づく場合などを除き、あらかじめ本人の同意を得なければならない(法第20条第2項)
第三者に渡すとき 原則として本人の同意が必要。本人が止めるまで提供を続ける「オプトアウト」の方法は使えない

通則編には、事業者が本人から書面や口頭で直接取得する場合は、本人が情報を出したことをもって、取得の同意があったと解されるとも書かれています。

漏えいが起きたときの報告と本人への通知の決まりは、「遺伝子検査の個人情報は危険?申し込む前に確かめること」で説明しています。

ゲノムのデータと個人識別符号

個人情報保護法には、それだけで特定の個人を識別できる「個人識別符号」という区分もあります。政令第1条第1号イに挙がっているのが、細胞から採取した DNA を構成する塩基の配列です。

通則編の2-2は、これに当たるものとして、ゲノムデータのうち、遺伝型の情報で本人を認証できるようにしたものを挙げています。例として並ぶのは、全核ゲノムのシークエンスデータ、全エクソームのシークエンスデータ、全ゲノムの SNP データ、互いに独立な40箇所以上の SNP から構成されるシークエンスデータ、9座位以上の4塩基の繰り返し配列(STR)などです。

個人識別符号が含まれる情報は、氏名がなくても個人情報になります。調べる項目の数と、データの形も、事業者に確かめておきたい点です。

dNAXY neo での同意の取り方

dNAXY neo の検査で調べるのは、肥満に関連するとされる3つの遺伝子(ADRB3、UCP1、ADRB2)の型です。同意は、次の順番でいただいています。

  1. 購入の前に、サイトの「検査の説明と同意事項」を読む。ページの上に版の日付が出ている
  2. キットに入っている解析依頼書・同意書に、検査を受ける本人が記入し、日付と署名を書く
  3. 同意書を、綿棒と一緒に返信用の封筒で送る

「プライバシーポリシー」には、受け取る検査の情報として、キット番号、性別、遺伝子の型、検査結果、同意の記録を挙げています。法令に基づく場合を除き、本人の同意なく、個人情報と遺伝情報を第三者に提供しません。遺伝情報をこの検査以外の目的に使う場合は、改めて同意をいただく決まりです。

同意書のどこを読むかは「遺伝子検査の同意書には何が書いてある?記入の前に読むところ」にまとめました。個人遺伝情報を扱う事業者向けの、経済産業省のガイドラインと遵守事項は「遺伝子検査ビジネスの国の決まり:経済産業省の遵守事項」で説明しています。

検査を受けるなら

dNAXY neo の検査の価格は9,350円(税込・送料込み)です。綿棒で頬の内側をこすって送ると、検体の到着から約2週間で結果レポートが開けます。結果が出た日から30日間は、遺伝子タイプに合わせた1週間の献立と食事の判定を使えます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

検査の内容を見る

関連する記事

「国の決まり」の記事をすべて見る(5本)