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遺伝子検査ダイエットは怪しい?見分けるときに見るところ

2026年10月7日

遺伝子検査ダイエットが怪しいかどうかは、説明が研究で言える範囲に収まっているかで見分けられます。研究で言えるのは食事を選ぶ目安までなので、体重の変化を約束する説明や、結果を理由にサプリメントを売り込む説明には気をつけてください。

あわせて、根拠の論文と、関連を認めなかった研究まで示されているかを見ると、説明の確かさを判断しやすくなります。

研究で言えるのは、食事を選ぶ目安まで

ダイエットの遺伝子検査で調べる遺伝子には、肥満との関連を調べた研究があります。dNAXY neo が調べる ADRB3 では、日本人6,582人分のデータをまとめた解析で、Trp64Arg という型を持つ人の BMI が平均 0.26 kg/m² 高い傾向が報告されています(Kurokawa ら、2001年)。身長170cmの人なら、体重で約0.75kgにあたる差です。

米国の成人609人を対象にした無作為化試験(Gardner ら、JAMA 2018年)では、低脂肪食と低炭水化物食のどちらが合うかを遺伝子の型で分けて調べました。12か月の体重の変化に、遺伝子の型による違いは見られませんでした。

研究から読み取れるのは、集団で平均したときの小さな傾向です。糖質と脂質のどちらを控えるかで迷ったときの目安としてなら、遺伝子タイプを使えます。

気をつけたい説明1:体重の変化を約束する

「このタイプの人は○か月で○kg」のように、遺伝子タイプと体重の変化を結びつけて約束する説明は、研究で言える範囲を超えています。上の無作為化試験のとおり、遺伝子の型で食事法を分けても、12か月の体重の結果は変わりませんでした。

経済産業省の「遺伝子検査ビジネス実施事業者の遵守事項」も、事業者に景品表示法など表示に関する法令を守るよう求めています。広告は消費者の誤解を招くおそれがあるため、健康増進法などの関連する法令も守ることとされています。

気をつけたい説明2:結果を理由にサプリメントを売り込む

「あなたのタイプにはこのサプリメントが必要です」と、検査の結果と商品の購入を結びつける説明にも気をつけてください。遺伝子タイプとサプリメントの組み合わせで体重が変わるという研究は、この記事で紹介した研究の中にはありません。

結果を使うなら、まずは毎日の食事の中身です。dNAXY neo が販売しているのは、検査と、献立と食事の判定のアプリ、検査のギフトカードで、サプリメントは販売していません。

根拠の論文と、関連を認めなかった研究が示されているか

先の遵守事項は、検査の科学的根拠について、Medline に載っている査読付きの雑誌の論文であることを必要としています。あわせて望ましいとされるのが、日本人を対象にした解析であることと、異なるグループから複数の報告があることなどです。

研究の中には、関連を認めなかったものもあります。そうした研究まで載せているかどうかも、説明の確かさを見るところです。dNAXY neo の「検査結果の根拠」のページに載せた研究の数を、表にまとめました。

項目 遺伝子 載せた研究 うち関連を認めなかった研究
糖質 ADRB3 5本 1本
脂質 UCP1 3本 1本
たんぱく質(筋肉) ADRB2 3本 2本

ADRB2 は、日本人4,193人の研究で、この型だけでは BMI や肥満との関連が見られませんでした。3つの中では根拠が最も弱い項目だと、根拠のページに書いています。

申し込む前に読める表示があるか

遵守事項では、検査の同意の文書に入れる内容を、購入の前にホームページなどで公開することとしています。入れる内容の例は、検査の目的と限界、科学的根拠、試料と個人遺伝情報の取扱い方針、事業者の名称・住所・電話番号・代表者の氏名です。

dNAXY neo では、「検査の説明と同意事項」に検査の内容と検体の扱いを、「特定商取引法に基づく表記」に事業者の名称、所在地、電話番号、返品の条件を載せています。同意事項には、この検査が医学的な判断ではないことも書いています。

dNAXY neo の検査では3つの遺伝子を調べ、結果レポートに項目ごとの危険度1〜3を出します。価格は9,350円(税込・送料込み)、結果は検体の到着から約2週間です。結果レポートの一例は「結果レポートのサンプル」で見られます。

出典

ダイエット遺伝子検査+30日プログラム

9,350円(税込・送料込み)

検査の内容を見る

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